院長コラム リンガルとともに33年
1990年代編|舌側矯正(裏側矯正)の発展期
町工場のカンノとの二人三脚で製作
 株式会社カンノは千葉県の流山にあり、社長を含めて7、8人という小規模の工場で、トミーという日本のメーカーの矯正装置を作っていました。毎週月曜日には朝8時に工場に寄って、1時間くらい社長と装置の打ち合わせをするというのが毎週の日課のようになっていました。流山は新松戸から近いということもあり、足繁く通った記憶があります。
 カンノの社長と二人三脚でできたブラケットは当院のスタッフに着けてもらって試してもらいました。
 98、99年の頃にはオームコ社から装置の共同開発を求められるまでになりました。ただ、オームコ社としても大きな出資はできないので、1種類のサイズのみのブラケットを製作するということに決まりました。
 製作したのはチタン製の、当時としては新しいセルフライゲーションブラケットでした。しかしながら犬歯のサイズに合わせて作ったのでサイズが大きくなってしまい、三女はその装置で治療していますが、装置が大きかったために歯肉が腫れることもあって苦労をさせてしまったと思っています。

 
 
 
 
 
 
 
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