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開咬
(オープンバイト)

開咬(かいこう)でお悩みの方へ

上下の前歯が咬み合っていないことにお悩みではありませんか?
「開咬」と呼ばれる不正咬合である可能性があります。
奥歯が咬み合っているのにもかかわらず、前歯が咬み合っていない状態を指し、食べ物を咬みきることができないトラブルが生じているケースも少なくありません。

そこでこちらのページでは開咬となってしまう原因や予防対策について、詳しくご紹介していきます。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 上下前歯が咬み合わず隙間がある
  • 前歯で食べ物が咬み切れない
  • 前歯の隙間から空気が漏れて喋りづらい

開咬(オープンバイト)とは

上下の奥歯が咬み合っているのにもかかわらず、前歯が咬み合っていない状態を「開咬」と呼びます。
オープンバイトとも呼ばれている開咬は不正咬合の一種となり、歯列矯正が望まれる状態です。

奥歯が咬み合っているのにもかかわらず、常に前歯が咬み合わない状態である場合、口元から直接舌が見えることもあります。
通常であれば舌が見えることはないため、このように開咬は審美的に支障がでてくるケースも多く、見た目にコンプレックスを感じる方も少なくありません。

また、開咬が及ぼす影響は見た目だけではありません。
前歯が咬み合っていないため、麺類や葉野菜などを前歯で咬み切ることができず、奥歯で咬むしかない状況が必然的に生まれてしまいます。

そのため、一部の奥歯や顎関節に負担がかかってしまいお口の健康に影響を及ぼす可能性があり、見過ごせないものとなります。
開咬は不正咬合の中でも馴染みの少ないものではないかと思いますが、意外にも多くの患者さまが開咬で悩まれている不正歯列です。

開咬(オープンバイト)の原因

開咬の原因は一人ひとり異なります。先天性の理由であったり、後天性の理由であったりとさまざまです。
原因によって治療法も異なるため、どうして開咬になってしまったのか、把握することも重要となります。

01

遺伝

遺伝が原因で開咬になってしまうことも多くあります。
遺伝が原因で開咬になってしまった場合、骨格性の問題が隠れていることが多くあります。
ご両親やご親族の中で開咬の方がいる場合は、遺伝による影響が大きいのではないかと推測されます。
骨格性の開咬であった場合、顎の成長が著しい成長期の頃の治療が重要になります。
永久歯が生えそろい顎の成長も完了している場合は、一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正の他に、外科手術が必要になるケースも少なくありません。

02

指しゃぶり

赤ちゃんの頃の仕草として「指しゃぶり」が代表的なのですが、開咬の原因になってしまう場合もあります。
「指しゃぶり」をすべて否定するものではなく、赤ちゃんが自分自身の精神を安定させるために行われているとも考えられているため、無理に辞めさせることは望まれていません。
しかし、歯並びに影響がでてくる3歳頃までには「指しゃぶり」が卒業できるように促していきましょう。
永久歯に生え変わっても指しゃぶりが行われてしまうと、歯槽性の開咬になってしまう可能性があります。

03

舌癖

舌癖があると開咬になる可能性もあります。
特に上下前歯の隙間に舌を挟み込む癖がある場合は、歯槽性の開咬になってしまう可能性があり、改善が望まれている状態です。
舌癖は無意識のうちに行われていることが多く、すぐに改善することは難しい面もありますが、舌のトレーニングを行うことで改善を目指すことが可能です。
またこういった癖は歯列矯正後も改善されていないと、元に戻ってしまう「後戻り」の状態となってしまうリスクをともないます。
せっかく歯列矯正で歯並びが改善されても、舌癖によって再び歯並びが乱れてしまっては元も子もありません。
歯列矯正とともに舌トレーニングを行うことが望まれています。

04

口呼吸

人間は鼻呼吸することが通常でありますが、なんらかの理由によって口呼吸を常に行っている場合、開咬になりやすいといわれています。
例えば扁桃腺肥や慢性鼻炎などによって鼻呼吸を常に行うことが困難な場合、必然的に口呼吸を行うようになってしまうケースが多く見受けられます。
常に口呼吸となってしまうと舌の位置が低い位置へと下がることになり、開咬となってしまう可能性があります。
また、むし歯や歯周病を誘発する恐れもあり、扁桃腺肥や慢性鼻炎などの症状がある場合は、適切な医療機関への受診を検討しましょう。

開咬(オープンバイト)がもたらす影響

むし歯や歯周病リスクが高まる

開咬の場合、常に上下の前歯が咬み合っていないため、お口の中が乾燥しやすくなってしまいます。
お口の中の乾燥は大敵であり、さまざまなトラブルを招きかねません。

お口の中は常に唾液が分泌され、むし歯菌や歯周病菌の活動も抑える役割があります。
しかし、お口が常に開いている状態であるとお口の中が乾燥し、むし歯菌や歯周病菌が増殖してしまうため、むし歯や歯周病になりやすくなってしまいます。

また、上下の奥歯でしか咬み合っていないため、過度な力が奥歯にかかり歯周病が悪化する傾向もあります。

顎関節症

開咬はすべての歯が咬み合うことなく、奥歯だけが咬み合っている状態です。
そのため、顎関節に負担がかかってしまい「顎がカクカクする」「口の開け閉めがしづらい」「口を開けると痛む」などの症状が現れる、「顎関節症」となることもあります。

顎関節症はさまざまな要因が重なり発症するとも考えられ、明確な治療法は確立されておりません。
しかし、開咬は顎関節に大きな負担がかかっているため、改善を試みないまま放置してしまっていると、さらに症状が悪化するケースもあるため注意が必要です。

発音障害

開咬は上下前歯が咬み合っていない状態であるため、上下前歯間に隙間が生じています。
その隙間から空気が漏れるため、発音に支障が生じる恐れがあります。
特に「サ行」「タ行」が発音しにくくなり、コミュニケーションにも影響を与えてしまうケースも少なくありません。

コミュニケーションをスムーズに行えないとストレスにもなりかねず、心身ともに健康であるためにも開咬の改善が望まれている状態です。

咀嚼障害

すべての歯が適切な位置で咬み合うことで、歯本来の機能が発揮できるといわれています。
特に開咬の場合は不正咬合のなかでも咬み合わせに大きな問題があり、上下の前歯が咬み合っていない状態です。

そのため、食べ物を咬み砕く行為も十分に行うことができず、咀嚼障害を引き起こしかねません。
十分に食べ物を咬み砕くことなく飲み込んでしまうと、胃腸に大きな負担がかかってしまいます。

私たち人間にとって歯で咬み砕き栄養を摂取することは必要不可欠であり、歯で咬んで食べることに支障がある不正咬合は見過ごせないものとなります。

奥歯に負担がかかる

開咬は奥歯では咬めているのに、前歯で咬めていない状態です。
そのため前歯で食べ物を咬み切ることができず、必然的に奥歯で食べ物を咬むことしか選択肢がありません。
奥歯だけで食べることが続いていくと奥歯に過度な負担がかかり奥歯の寿命が短くなってしまうケースもあります。

特に歯周病であった場合は歯周病が悪化しやすくなり、むし歯でもないのに奥歯に痛みを感じたり、違和感があったりした場合は何らかのトラブルが起きている可能性もあるため、一度ご相談ください。

開咬(オープンバイト)を予防するためには

開咬は見た目的にも気になる点が多いものですが、さまざまなトラブルを引き起こす可能性がある不正咬合であるため、以下の項目に注意して予防しましょう。

1

指しゃぶりの改善

永久歯へと生え変わる成長期の指しゃぶりは開咬となってしまう可能性があるため、指しゃぶりを卒業できることが望まれます。
卒業できるまでは時間がかかるため、根気よく取り組んでいきましょう。

2

舌癖の改善

舌癖によって開咬となってしまうと、さまざまなトラブルを招きかねません。
舌トレーニングを受けることで改善する見込みがありますので、まずはチャレンジしてみましょう。

3

口呼吸の改善

口呼吸は開咬だけではなく感染症やドライマウスなど、さまざまなトラブルを誘発する恐れがあります。
口呼吸となってしまう原因は何かを把握するためにも、耳鼻咽喉科などを受診して改善に努めましょう。

4

気になることがあれば医院へ相談する

開咬の原因は歯槽性であったり、骨格性であったりします。骨格性であった場合は成長期の頃からの治療を行うことで、患者さまの負担を最小限に抑えられるケースもございます。

よくある質問

開咬であっても歯列矯正をしなければなりませんか?

開咬は見た目だけではなく機能的にもトラブルを招くものであり、できるならばお子さんのうちから治療されることをおすすめいたします。

開咬の矯正治療で抜歯は必要になりますか?

抜歯や外科手術が必要になるケースもありますが、患者さまによって考えられる治療法は異なります。
まずはご相談ください。

外科手術は必ず必要になるのでしょうか?

必ず必要であるわけではありません。
しかし、骨格が原因で開咬となってしまっている場合は、外科手術も検討されます。

舌のトレーニングはどこで受けられますか?

口腔筋機能療法(MFT)と呼ばれる舌のトレーニングは、当院でも指導させていただいておりますのでご相談ください。

開咬は難しい治療と聞きますが、治療すれば改善しますか?

治療には専門知識も必要になってくるため、一度当院にご相談ください。

著者 Writer

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竹元 京人
世界舌側矯正歯科学会(WSLO)の発足メンバーであり初代大会長を務める。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各国で舌側矯正について講演、講習会を行うなど、舌側(裏側)矯正を最前線で牽引する第一人者。

役職
World Board of Lingual Orthodontists(WBLO前会長)
イタリアフェラーラ大学 客員教授
英国王立エジンバラ大学医学部 M-Ortho examiner, Fellow

所属学会
世界舌側矯正歯科学会(認定医、専門医、元会長、創設理事)
ヨーロッパ矯正歯科学会(EBO専門医)
日本矯正歯科学会(臨床指導医)
日本成人矯正歯科学会(臨床指導医、総合指導医)
日本舌側矯正歯科学会(認定医)

経歴
1979年 東京歯科大学卒業
1979年 東京医科歯科大学歯学部矯正科入局
1983年 竹元矯正歯科開業
1988年 イーライン矯正歯科開業

COLUMN

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