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過剰歯

過剰歯で
お悩みの方へ

歯の数が多いと指摘を受けたことはございませんか?
歯の本数が多い場合は、すべての歯がキレイに生えるスペースを確保することができず、数本の歯が重なり合うように生えてしまいます。
その結果、歯並びが乱れてしまう原因になりかねず「歯列矯正を行うべきか」お悩みになっている方も少なくありません。

こちらのページでは、過剰歯の原因や過剰歯がもたらす影響をご紹介いたします。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 歯の本数が多いと指摘された
  • 過剰歯が顎の骨の中に埋まっている
  • 過剰歯があるために咬み合わせがズレている
  • 埋まっている歯が原因で痛みがある

過剰歯とは

歯の数は乳歯と永久歯で異なり、乳歯は20本永久歯の数は28本親知らず4本を入れると32本です。

しかし歯が正常の数よりも多く生えてくることがあり、余分に生えてきてしまった歯「過剰歯(かじょうし)」と呼びます。

過剰歯は50%~90%が上顎中切歯であると報告されており、過剰歯の大半を占めています。
次いで下顎小臼歯が好発部位となります。
歯が多いだけで何も支障はないようにも思えますが、さまざまな影響を与えてしまう場合もあります。

自身に過剰歯があるという事実には気づきにくく、歯医者さんでレントゲン撮影を行ったり、検診を受けにいった時に指摘を受けたりすることで、初めて過剰歯があると自覚する方も少なくありません。

また過剰歯はただ単に通常の歯と同じように並んで生えてくる「順正過剰歯(じゅんせいかじょうし)」であったり、正常とは逆方向に生える「逆性過剰歯(ぎゃくせいかじょうし)」であったり、横向きに生える「水平埋伏歯(すいへいまいふくし)」として生えてくるようになります。

このように過剰歯は大きく分けて3つのタイプに分類され、過剰歯のタイプによって特徴や及ぼす影響も異なっていくのです。

逆性過剰歯とは

逆性過剰歯は歯が生える方向が正常とは逆方向に生える歯のことを指します。
顎の骨の中で逆方向に生えているため、完全に埋まっている場合もあれば、口蓋側に頭を出すように萌出している場合もあります。

「顎の中で過剰歯がどのような状態で存在するのか」レントゲンを撮影して確認していきます。
逆性過剰歯であった場合は逆方向に歯がどんどん奥に進んでいってしまい抜歯することが困難になってしまう場合もあるため、早期抜歯が望まれています。

水平埋伏歯とは

水平埋伏歯は顎の中で横を向いて存在する歯のことを指します。

水平埋伏歯は顎の骨の中で正常に生えている歯の根っこ周辺で水平に埋まっている場合もあります。
顎の骨の中で周辺の歯や神経、血管などにも影響を与えることなく埋まっている場合は経過観察となります。
一方で周辺の歯や神経に影響を与える位置に存在してしまっている場合は、抜歯も検討され外科処置が必要になります。

過剰歯の原因

過剰歯の原因は明確には分かっていません。
私たちの歯の芽となる「歯胚」は、お母さんのお腹の中にいる間に形成されていきます。
妊娠7週目頃から乳歯の歯胚が形成され、妊娠10週目頃から永久歯の歯胚が形成されていきます。
この歯胚の形成期になんらかの原因により歯胚が複数個多く形成されたり、2つに分裂したりすることで、通常の本数よりも歯が多く形成されてしまうことがあります。
他の歯に影響を与えてしまう場合は抜歯が検討されます。

過剰歯がもたらす影響

歯並びが乱れる

歯が本来の数より多く生えている場合は、全ての歯が並んで生えるスペースを確保することが困難です。

そのため歯が重なり合うように生えてくる不正咬合「叢生(そうせい)」となってしまうケースも珍しくありません。
その場合過剰歯となっている歯の抜歯が検討され、その後歯列矯正を行い歯並びを整えていく必要があります。
また過剰歯の好発部位である上顎前歯(中切歯)2本の間に過剰歯が存在した場合は、顎の骨の中に埋まっていることが多く、見た目は上顎前歯(中切歯)2本の間に隙間が生じ、前歯に限定したすきっ歯(正中離開)となってしまうケースもあります。
そのような場合は、埋伏している過剰歯を抜歯する治療法が検討されます。

永久歯が正常に萌出できない

一般的に歯が脱落してから3ヶ月後から永久歯が生えてくるといわれています。
しかし埋伏した過剰歯が永久歯の萌出を邪魔してしまい、正常に萌出できない場合もあります。

そのため、レントゲン撮影を行い、過剰歯の有無、永久歯の状態を確認する必要があります。
過剰歯が原因であった場合は過剰歯となる抜歯を行い、永久歯が萌出できるように導いていきます。

歯の根っこを吸収してしまう

過剰歯が顎の骨の中に埋まる様にして存在している場合、正常に生えている歯の根っこの下などに位置している場合があります。

そのような場合、埋伏している過剰歯が正常に生えている歯の根っこを吸収してしまい歯が抜け落ちてしまう場合もあります。

 

歯の神経を圧迫してしまう

過剰歯が埋伏していると、周囲に存在する歯の神経を圧迫してしまい痛みを生じる場合があります。

痛みが生じている状態のまま放置してしまうことは精神的にも好ましくなく、さらに歯の神経を傷つけてしまうことで神経が壊死してしまうこともあります。
その場合、正常に生えている歯を守るためにも、過剰歯の抜歯が検討されます。
原因不明の痛みは過剰歯が原因であることもあるため、痛みが生じている場合はご相談ください。

囊胞ができる

顎の骨の中に位置する過剰歯の周りに嚢胞が形成される場合もあります。
また過剰歯に限らず、乳歯の下で永久歯が形成される過程で嚢胞が生じる場合もあります。

嚢胞の中には液状の膿が含まれており、歯周炎を誘発したり、腫れてしまったりする原因となります。
顎の中で生じているためレントゲン撮影などを行い、歯と嚢胞の状態を確認する必要があります。

過剰歯の嚢胞であった場合は、膿の除去過剰歯の抜歯が検討されます。
一方で永久歯が形成する過程で嚢胞が生じている場合は、乳歯の抜歯と永久歯を正常に萌出させるために歯列矯正の治療の1つである、開窓・牽引治療が検討されます。

よくある質問

過剰歯は何本ほど存在するのですか?

過剰歯は2本以下であることが90%を占めていますが、まれに6本以上の過剰歯が認められるケースもあります。

過剰歯の出現頻度はどのくらいですか?

30~40人に1人は過剰歯が認められるといわれ、それほど珍しいものではありません。

過剰歯は必ず抜歯しなければなりませんか?

歯並びや咬み合わせに支障がなく、正常に萌出している過剰歯であれば抜歯の必要はありません。
しかし過剰歯が原因でさまざまな症状を誘発してしまう場合もあるため、自己判断することなくご相談ください。

過剰歯は遺伝しますか?

過剰歯になってしまう原因は明確に分かっていませんが、過剰歯は遺伝する可能性もあると考えられています。

歯の数が多いと指摘されました。歯列矯正できますか?

抜歯後に歯列矯正で隙間を埋めるように治療していきます。
過剰歯の状態を確認するため、まずはご相談ください。

著者 Writer

著者画像
竹元 京人
世界舌側矯正歯科学会(WSLO)の発足メンバーであり初代大会長を務める。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各国で舌側矯正について講演、講習会を行うなど、舌側(裏側)矯正を最前線で牽引する第一人者。

【役職】
World Board of Lingual Orthodontists(WBLO前会長)
イタリアフェラーラ大学 客員教授
英国王立エジンバラ大学医学部 M-Ortho examiner, Fellow

【所属学会】
世界舌側矯正歯科学会(認定医、専門医、元会長、創設理事)
ヨーロッパ矯正歯科学会(EBO専門医)
日本矯正歯科学会(臨床指導医)
日本成人矯正歯科学会(臨床指導医、総合指導医)
日本舌側矯正歯科学会(認定医)

【経歴】
1979年 東京歯科大学卒業
1979年 東京医科歯科大学歯学部矯正科入局
1983年 竹元矯正歯科開業
1988年 イーライン矯正歯科開業

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