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出っ歯
(上顎前突)

出っ歯(上顎前突)が気になる方へ

出っ歯でお悩みではありませんか?
人の印象は口元で決まるともいわれ、出っ歯は不正咬合の中でも大きく影響を与えるものです。
そのためコンプレックスに感じている方も多く、歯列矯正をお考えになる方も多いのではないでしょうか。

出っ歯の原因は複数考えられ、原因によって考えられる治療法も異なっていきます。
そこでこちらのページでは、出っ歯の種類や原因、考えられる予防法などについて詳しくご紹介していきます。

目次

こんなお悩みありませんか?

  • 出っ歯を見られたくない
  • 歯が邪魔してお口が閉じづらい
  • 口を開けて笑いたくない
  • 上手く前歯で咬めない

出っ歯(上顎前突)とは

出っ歯の正式名称は上顎前突(じょうがくぜんとつ)です。
上顎前歯が前に突き出るように位置する歯並びを指します。
下顎前歯を起点として5mm以上、上下の前歯に隙間があった場合、出っ歯であるとみなされます。
見た目に影響が現れやすいため、「口元を見られたくない」と悩みを抱える方も多く見受けられ、一般的にも広く知られる不正咬合の1つです。

出っ歯は歯が生える角度や位置が原因となる「歯槽性」タイプのものと、骨格が原因となる「骨格性」タイプのものに分類され、骨格性の場合は外科手術も検討されます。
出っ歯の方は口元から大きく見える歯だけではなく、「第2の悩み」を抱えていることも多くあります。

例えば歯を見せるように笑った時に、口元から歯肉が広範囲に見えてしまう「ガミースマイル」を併発しているケースも少なくありません。
ガミースマイルは見た目に影響を及ぼすものであるため、コンプレックスの1つになってしまうでしょう。
骨格に起因するガミースマイルの場合は、外科手術が必要になります。

また極度に上顎前歯が前方に突き出ている場合は、お口が閉じづらくなり口呼吸となってしまうこともあります。
さらに無理やりお口を閉じようとすると、顎先に「梅干しシワ」と呼ばれるシワが現れてしまうなど、出っ歯でお悩みの場合は「第2の悩み」も抱え、改善を望んでいる方も多く見受けられます。

出っ歯の原因

出っ歯になってしまう原因は遺伝性のものや後天性のものもあり、一人ひとり異なっていきます。
また原因によって治療法も異なっていくため、治療を開始する際にはヒアリングや検査などを行い、出っ歯になってしまった原因を把握していく必要もあります。

01

遺伝

親子で背格好が似てくるように、顎や歯の形状や大きさは遺伝しやすく、遺伝によって出っ歯となるケースも少なくありません。
100%必ず遺伝するものではありませんが、親族の中に出っ歯の方がいらっしゃる場合は、先天性による原因によって出っ歯となった可能性が高くなります。
一方で、親族の中に出っ歯の方がいらっしゃらない場合は、後天性の原因によって出っ歯になってしまった可能性が高くなる傾向にあります。

02

習癖

後天性の出っ歯の原因として挙げられるのが「おしゃぶり」「指しゃぶり」「舌癖」など、習慣的に行われる癖の影響によって、出っ歯となるケースもあります。

おしゃぶりや指しゃぶりは、赤ちゃんや幼児にとって精神的な安定を求める行為だとも考えられています。
しかし、3歳頃まで行っていると徐々に前歯が前方に傾いてしまう影響が出てくるため、行為から卒業できるように促すことが望まれています。

また舌癖があった場合も前歯を舌で押し出す力によって、前歯が徐々に前方に傾いていく傾向にあります。
歯列矯正後もこれらの癖が改善されていない場合、後戻りの原因となるため、歯並びに影響を及ぼす可能性のある習癖は、改善してくことが望まれています。

03

口呼吸

アレルギー性鼻炎扁桃肥大など鼻呼吸に支障がでてくる疾患をお持ちの場合、無意識のうちに口呼吸となっているケースも少なくありません。
常に口呼吸している状態が続くと、出っ歯になってしまうリスクをともないます。
歯は空いているスペースに動く習性があり、通常お口が閉じていると上唇がストッパーとなり、前歯が前方に動かないような仕組みとなっています。
しかし、常に口が開けている状態が続けばストッパーの役割である上唇が活躍できないために、上顎前歯が徐々に前方へと突き出ていきます。

04

お口のトラブル

「親知らず」「歯周病」「歯ぎしり」といった、お口のトラブルによって後天性の出っ歯となってしまうケースもあります。
親知らずは18歳頃より生えてきますが、親知らずが手前の歯を押し出すように斜めを向いて生えてきてしまった場合、どんどん周囲の歯が前方へと押し出され、結果的に出っ歯になってしまうこともあります。
大人になってから「気づいたら出っ歯になってきた」とご相談いただくことも少なくなく、親知らずには注意が必要です。
また歯周病歯ぎしりの影響によっても出っ歯になってしまう可能性もありますが、大人になってからの出っ歯は予防できることも多くあるため、一度ご相談ください。

出っ歯の種類

骨格性上顎前突

顎の大きさや位置が原因の出っ歯「骨格性上顎前突(こっかくせいじょうがくぜんとつ)」と呼びます。
上顎が下顎より大きすぎて出っ歯となってしまったり、上顎が正常値を越えて前方に位置しているため出っ歯になってしまったりします。
また、上顎の位置が正常で下顎が後退している場合も上顎前突の原因となります。
見た目の特徴としては正面から見た時に顔の中心部分が突出して見え、横から見た場合は、鼻から下の部分が通常より前方に突出して見える特徴があります。
骨格的に問題がある場合は一般的なワイヤー矯正やマウスピース矯正だけでは改善することが難しくなるケースもあり、外科手術をすることもあります。

歯槽性上顎前突

「おしゃぶり」「指しゃぶり」「舌癖」などが原因となる後天性の出っ歯「歯槽性上顎前突(しそうせいじょうがくぜんとつ)」と呼びます。
骨格性上顎前突とは異なり、一般的なワイヤー矯正マウスピース矯正によって改善が期待できる不正咬合となります。

歯周病が原因となることもあり、歯周病によって顎の骨(歯槽骨)が吸収され歯の安定性を失います。
歯がグラグラするため移動しやすく、上下の歯が咬み合うことで歯が前方に押し出され、結果として出っ歯になるケースもあります。また歯ぎしりくいしばりでも長期間、歯に圧が加わっているため前方に前歯が傾いていき、出っ歯となってしまう恐れがあり、マウスピースなどで対策が必要になっていきます。

出っ歯がもたらす影響

むし歯や歯周病リスクが高まる

出っ歯である場合、前方に突き出ている歯が支障となり、お口が閉じづらいケースも少なくありません。
常にお口が開いている傾向にあった場合、唾液の分泌量も軽減してしまい、お口の中が乾燥しがちとなります。
ドライマウスになりやすく、そうなってしまうとお口の中の細菌も増殖し、結果的にむし歯や歯周病リスクが高まります。
上顎前突である場合、見た目だけの問題ではなく、お口の健康にも関係していくため、歯列矯正が望まれる状態です。

審美性に欠ける

出っ歯は見た目に影響を及ぼすケースも多く、精神的負担も大きくある不正咬合の1つです。
恐らく多くの方が歯列矯正を初めたいと考えたきっかけは「見た目」なのではないでしょうか。
「お口を大きく開けて笑えない」「口元を見られるのが恥ずかしい」と悩みを抱える方も少なくありません。
日常生活を送る中で日々ストレスを感じていては、心身ともに良い傾向とはいえません。
人の第一印象を大きく左右する「歯並び」を整え、精神的な安定が保てるようにすることも歯列矯正の1つの目的になります。

外傷リスク

出っ歯は上顎前歯が前方に突き出るように生えています。
そのためスポーツ時に妨げになることもあり、ボールが顔面に当たる、誤って転倒してしまう際に、前歯が折れてしまったり、脱臼してしまったりするリスクも高まります。
また下顎前歯と適切な位置で咬み合えていないため、上顎前歯の裏に位置する歯肉を傷つけてしまう恐れもあります。

歯を少しでも長く健康に保つためには歯列矯正で出っ歯を改善して、外傷リスクを抑えましょう。

咀嚼障害

出っ歯は上顎前歯が前方に位置する咬み合わせになるため、上下の歯が適切な位置で咬み合っていないことも多くあります。
そのため食べ物を上手く咬み砕くことができず、咀嚼障害となってしまうケースも少なくありません。
また咀嚼が上手くできないと、胃腸にも負担がかかってしまい、新たなトラブルを招きかねません。
食事を取ることもままならない場合は、身体的負担や精神的な負担も大きく、改善が望まれる状態です。
歯列矯正を行い心身ともに健康な状態を維持していきましょう。

感染症リスク

出っ歯であった場合、お口が閉じづらい場合も多くあります。
常にお口が開いている状態が続けば自然と口呼吸をするようになり、さまざまなトラブルを招いてしまうリスクをともないます。
特に鼻呼吸の場合であれば鼻毛がフィルター代わりになり、チリやホコリ、ウイルスなどを体内に吸収しないようにブロックする役割を担ってくれます。
しかし口呼吸する場合は鼻毛に代わるフィルターが存在しないため、ウイルスを含む空気中に存在する目に見えない浮遊物を吸い込んでしまう恐れがあります。

出っ歯を予防するためには

顎の成長が著しい年齢は6~12歳までと言われています。
また大人になっても出っ歯になってしまうケースもあるため、以下の項目に注意して予防対策していきましょう。

1

習癖を改善する

「おしゃぶり」「指しゃぶり」「頬杖」などの習癖によって出っ歯になってしまう恐れもあるため注意しましょう。

2

歯周病を予防する

歯周病が悪化していくと歯が動きやすくなり出っ歯になってしまう恐れもあるため、歯周病を予防しましょう。
また歯周病は最終的に歯を失いかねず、既に気になる症状がある場合はまずは治療を受けましょう。

3

親知らずの抜歯

親知らずが歯並びに影響を及ぼす可能性があると診断された場合は、親知らずの抜歯を検討しましょう。

4

口呼吸の改善

常に口呼吸してしまうと出っ歯になりやすくなってしまいます。
口呼吸してしまっている原因を突き止め、口呼吸を改善できるようにしていくことが望まれています。

5

気になることがあれば医院へ相談する

出っ歯は早期治療が望まれます。
気になることがあったり、出っ歯ではないかと不安になったりすることがあれば、当院へご相談ください。

よくある質問

出っ歯を改善するには抜歯が必要ですか?

お子さんの場合であれば抜歯を回避できる可能性もありますが、大人の場合は抜歯が必要となるケースも少なくありません。

骨格性タイプか歯槽性タイプであるか自分では分かりません。

ご自身の出っ歯の原因が何タイプであるか把握されるためにも、一度カウンセリングをお受けするためにお越しください。

後戻りする可能性はありますか?

後戻りを防ぐためには歯を動かす治療が完了したのちに、リテーナーの装着を欠かさず行うことが重要です。

指しゃぶりがやめさせられません。出っ歯になってしまいますか?

無理にやめさせる必要はありません。
スキンシップを取りながら、徐々にやめられるように促していきましょう。

舌癖は治せますか?

出っ歯の原因が舌癖だった場合、改善が望まれます。
舌癖を治すトレーニングを行えば舌癖を改善へと導けます。

著者 Writer

著者画像
竹元 京人
世界舌側矯正歯科学会(WSLO)の発足メンバーであり初代大会長を務める。
アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど世界各国で舌側矯正について講演、講習会を行うなど、舌側(裏側)矯正を最前線で牽引する第一人者。

役職
World Board of Lingual Orthodontists(WBLO前会長)
イタリアフェラーラ大学 客員教授
英国王立エジンバラ大学医学部 M-Ortho examiner, Fellow

所属学会
世界舌側矯正歯科学会(認定医、専門医、元会長、創設理事)
ヨーロッパ矯正歯科学会(EBO専門医)
日本矯正歯科学会(臨床指導医)
日本成人矯正歯科学会(臨床指導医、総合指導医)
日本舌側矯正歯科学会(認定医)

経歴
1979年 東京歯科大学卒業
1979年 東京医科歯科大学歯学部矯正科入局
1983年 竹元矯正歯科開業
1988年 イーライン矯正歯科開業

COLUMN

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